2024年問題

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N.N

 先日、某通販サイトで年に一度の大セールが行われていました。
欲しかったもの、興味があるものをカートに入れていたら小旅行に行ける金額になってしまいましたが、お得な買い物が出来たので満足です。

 さて、人々の生活に欠かせないものであるネット通販、それを支えている物流業界ですが、現在「2024年問題」といわれるものに直面しています。

 法改正によりトラックドライバーの年間の時間外労働が960時間までに規制され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念されています。
このことを「物流の2024年問題」といい、結果的に運送される荷物が3割減となると予想されています。

 原因の一つが、荷物の再配達です。国土交通省によると、2022年10月期の調査結果では約11.8%が再配達になっています。この約1割にのぼる再配達を労働力に換算すると、年間約6万人のドライバーの労働力に相当します。また再配達により排出されるCO2の量は、年間でおよそ25.4万トンとみられ、再配達はドライバーのみならず地球環境に対しても負荷を与えています。

 物流というサービスの恩恵を今後も享受するために、私たちは配送される側の意識を持つ必要があるのではないでしょうか。置き配や宅配ボックスの導入、配送を一度にまとめるなど、意識しさえすれば簡単なことが、物流業界、環境問題、巡り巡って私たちに良いモノを運んでくれることにつながると思います。

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