
秋吉
先日、石川県、福井県、岐阜県にまたがる名峰・白山に登ってきました。
白山は、標高2,702メートル、富士山、立山と並ぶ日本三名山の一つであり、古くから山岳信仰の霊山として多くの人々に崇敬されてきました。全国に数千社ある白山神社の総本宮が石川県の白山比咩神社であり、その奥宮が白山山頂に鎮座しています。
登山口からは雨が降り続き、標高を上げるにつれて気温も下がり、山頂付近では真夏とは思えないほどの寒さでした。ガスに包まれ、期待していた景色もほとんど見ることはできませんでしたが、それでも澄んだ空気と豊かな水、深い緑を感じることができ、その日は山頂近くの山小屋で一泊しました。
翌朝、天気予報では曇りの予報でしたが、まだ暗いうちに目を覚ますと、夜空には無数の星が輝いていました。「もしかしたら、ご来光が見られるかもしれない。」そんな期待を胸に、山小屋から約40分かけて山頂を目指しました。
山頂で待つことしばらく、少し雲はあったものの、その向こうから太陽がゆっくりと姿を現しました。眼下に広がる雲海、どこまでも続く山並み、そしてご来光。言葉では表せないほど美しく、自然の壮大さに圧倒されました。その後、白山奥宮で正式参拝をさせていただき、静かな空気の中で心が引き締まる思いがしました。
下山では、前日には見ることのできなかった白山の雄大な景色を存分に楽しむことができました。高山植物が咲き、遠くまで続く稜線を眺めながら歩いていると、日本は本当に山の国なのだと改めて実感します。
登山は決して楽なものではありません。雨や寒さ、急な登りなど、思いどおりにならないことも多くあります。しかし、自然は人間の都合に合わせてくれることはなく、その中でどう向き合うかを教えてくれます。
仕事でも同じように、自分ではコントロールできない出来事は少なくありません。それでも、一歩一歩前に進み、目の前のことを積み重ねていけば、思いがけない景色に出会えることがあります。
日本には素晴らしい山が数多くあります。自然や歴史に触れながら山歩きを楽しみ、多くのことを学んでいきたいと思います。
