海外進出

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 もしも生まれ変わったら…と、よく言います。みなさまはどんな人生にしたいと思いますか。

 私は40年前の高校生時代に戻って、2018年の世界が分った上でやり直すことが出来たなら、料理人を目指したいです。英語も真剣に学びたいと思います。

 今、世界中で和食が大人気です。海外では、ナンチャって和食やアジアの人たちが握る寿司屋も繁盛しています。

 海外で和食店の経営なんてワクワクします。ニューヨークやLAは競争が激しいかもしれませんが、まだまだ可能性のある国や地域は多いと思います。

 単なるジャパニーズフードの提供ではなく、かといって本格的な和食に拘ることもしません。和食に現地流のアレンジを加え、そこに日本人のおもてなしの精神を発揮したら受け入れられるはずです。

 大坂なおみちゃんも、USオープン女王となる前から、試合後に対戦相手に小さく頭を下げて敬意を払った上で握手する礼儀正しさが世界で称賛されていました。何気ない日本の精神や文化はプラスに評価されるのです。

 決して料理人をナメているわけではありませんが、国内で繁盛しないレベルの料理人でも海外に出たら案外やっていける気がします。

 私は以前、香港で財をなした日本人の話を聞いてショックを受けました。その方は、「どうして日本人は海外に出ないのか」と言うのです。

 日本人の勤勉さ、誠実さを持って海外に出たら、国内で頑張るのとはまったく違う結果が得られると力説していました。

 確かに過去20年の実質GDPの成長率を見ると愕然とします。成長率が極めて低い日本ではどんなに頑張っても、大きな結果を得られる可能性が低いことが分ります。

日本 
16,7% (年平均0.8%)

韓国 
117.1% (同5.9%)

中国 
468.4% (同23.4%)

アメリカ 
54.9% (同2.7%)

ロシア 
96,0% (同4.8%)

イラン 
94.6% (同4.7%)

エジプト 
144.3% (同7.2%)

 現実的に、10年も20年も後のことは分りませんし、年をとってからの人生の方向転換も厳しいものがあります。将来のなりたい自分をイメージしながら、今を真剣に生きたいものですね。