お客様不在

LINEで送る

 ここのところは日本中がガソリン税問題で翻弄され、ガソリンスタンドもマイカー族もどちらも参ってしまった数ヶ月間でした。ガソリンスタンドによっては瞬間的にリッター当たり30円前後の価格差がありましたから、自然と表示料金に目が行ってしまいました。あまりの乱高下に料金表示をしないスタンドもずいぶん目についたものです。

 料金表示をしないガソリンスタンドといえば、わたしの出身地である山梨県の河口湖周辺のスタンドの多くは、昔から料金表示をしていません。表示をしていない理由は、観光地であるため県外からの一見客と地元客とで値段に差をつけるためです。一見客とみなされたあなたは、リッター当たりの単価は地元客より10〜20円高くなりますから注意が必要です。

 地元客か一見客かの見分けはナンバープレートでしています。まずナンバーを見て地元ではないと判断されたお客様は、高い料金を請求されることになります。これでは、お客様の顔色を見ながら値段を変えるぼったくりのスナックや二度と出会わないであろうお客様に対して態度の良くないタクシー運転手と同じです。一見さんお断りとでも書いておいてくれるといいのですが、入ってきた一見客はお気の毒ですがカモとなってしまうのです。

 わたしの車は多摩ナンバーですから、残念ですが一見客料金となってしまいます。ですから山梨に行ったら知り合いのスタンドか料金表示しているスタンド以外では給油しません。やむを得ない場合は単価を聞いてから給油することにしていますが、単価の高さに腹が立ち「結構です」と言って給油せずに立ち去ったことも幾度となくあります。結果、ガス欠になりかけて焦って高いスタンドで入れることになるのですからそれも情けないものですが、どうしてもそのスタンドの経営姿勢には納得がいかないのです。

 みなさまも山梨へ行ったら、単価の表示していないガソリンスタンドでの給油には十分注意してください。一方そんなスタンドの経営者は、経営の姿勢としては大いに間違っていると認識してもらいたいものです。そんな経営者の心の中にはお客様は不在なのかもしれません。

 ある調査によると、同じものを購入する場合に消費者の心理としては、値段表示のないお店より値段は高くても表示のあるお店に入る傾向があるそうです。値段表示をしない経営者には、そのことを教えてあげたいものです。