退職率

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 あなたの会社の社員の勤続年数は、他の会社に比べて長いのか短いのか気にはなりませんか。過去数年間に採用した社員のうち今現在残っている社員の割合はいかがでしょうか。

 中小企業の離職率は大企業に比べたら驚くほど高いものになっています。下の数値は中小企業に就職した人のうち3年以内に辞めてしまう人の割合です。

《男性》 《女性》
首都圏 73% 首都圏 75%
関西圏 58% 関西圏 59%

 あなたはこのデータを見てどのように感じましたか。このデータでは、首都圏で採用された新入社員4人のうち3人は3年以内に辞めているのです。

 この高い離職率の原因はいったい何なのでしょうか。このごろの若者は堪え性がないのは事実です。中小企業に優秀な人材が少ないのも確かです。しかしこれを社員にばかり問題があると片付けていいものでしょうか。この中小企業の実態を見て、だから中小企業から抜け出せないでいるのだな、とわたしは思ってしまいました。

 わたしは勤続年数と会社の良し悪しとの相関関係について調べたことはありませんが、全く関係がないとは思えません。勤続年数の長い会社のほうが一般にいい会社が多い気がするのです。

 これは、わたし自身も心しないといけませんが、自分のことしか考えないような尊敬できない社長の下には、素晴らしい人材は集まらずに、良い人材から去っていきます。結果として問題のある社員で濃縮されがちです。おかしな社長の下に素晴らしい人材が集まることはない、と言っても言い過ぎではありません。

 社員の中途退職は、経営者のビジョンと成熟した人間力でかなり防ぐことが出来るはずです。経営者のビジョンと人間力は求心力を生み、モチベートされた社員は簡単に辞めることはありません。お客さまにサービスを提供する最前線の社員がモチベートされるとお客さまの満足度は高まりますから、会社の業績が伸びるのは必然ではないでしょうか。