高めのハードル

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 いよいよ11月の河口湖日刊スポーツマラソンまで一ケ月余りとなり、大石会計は例年にも増して盛り上がりを見せています。顧問先様には関係のない社内イベントなので自分たちだけで勝手に盛り上がっているに過ぎないのですが、なにごとにつけ熱く燃えることはいいことです。

 昨年の同大会で、50歳にして初めて経験した私のフルマラソン記録は4時間44分37秒でした。私にすれば上々の出来だったと思うのですが、今年の大会はさらにバージョンアップしてサブ4(3時間台で完走)を目指すと社内で宣言しております。サブ4は素人マラソンランナーにとっての勲章です。ゴルフに例えるとラウンド80台と言ったところではないでしょうか。

 正直、いまの私にとっては厳し目のハードルなのですが、達成して当たり前の目標には何の意味もありません。達成出来るかどうか分かりませんが、私は苦しくても走り抜くので、きっといい線までいけるのではないかと思っています。そして、なによりも達成出来なくても誰も私を責める人はいません。

 反対に、走る前から上手くいかなかったときの言い訳を考えた発言をしている人もいます。性分だから仕方ありませんがもったいないなと思ってしまいます。こういう人は一事が万事、マラソンに限らず人生のほかの場面でもいつも出来ない理由、やらなくて済む理由を考えているのです。人生を決めてしまう大きな要因が性格や習慣ですから残念なことです。

   別に走ることに人生をかける必要も死ぬほどの努力をする必要もありませんが、年寄りみたいにいつも冷静に眺めているようでは困ったものです。なにごとにつけ冷静沈着に高見の見物、それでは人生そのものが面白くありません。そんな人には、「では、なんだったら頑張ることができるのですか」と聞きたくなります。古今東西、情熱なくして成功した人などいないのです。

 仕事に夢中になり、勉強に夢中になり、遊びに夢中になる。夢中になれるものではストレスは溜まりませんから、精神的にも健全でいられるそうです。なにか時間を忘れるほど夢中になれるものがあるといいですね。