ありがとう

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 新年恒例の「経営フォーラム」は今年で4回目を迎え、お陰さまで過去最高の130人を超える方々のご参加をいただき成功裏に終えることができました。あの『ツキを呼ぶ魔法の言葉』の五日市剛さんの威力は絶大でした。

 イベントそのものは会計事務所スタッフによる手造りですから、プロの目から見たら稚拙なものだったと思います。しかし、かえってその素人なりの一所懸命さが好評で、Facebookやブログで紹介され、またお礼状までいただけるのですからありがたいはなしです。

 それにしても『ツキを呼ぶ魔法の言葉』でイスラエルのおばあさんが言う、嫌なことがあったら「ありがとう」、いいことがあったら「感謝します」。これも言葉としては簡単ですが、信念とするには簡単なことではありません。

 多くの方が「ありがとう」の言葉を大切にしていると言います。しかし、私たちの考える「ありがとう」は、何かいいことがあったときに発するイメージですが、五日市さんが紹介している日本一無口な画家のたけ(川村武明)さんの言う「ありがとう」は水準が違います。

 誰かに何かをやってもらう時、「ありがとう」と言う……これはまだ初級だそうです。問題はその先です。嫌な時、苦しい時、病気の時さえも「ありがとう」と言える……これができたら中級だそうです。そしてさらに、何もない普段の生活にも「ありがとう」と言い続けられる……これができるようになったら上級だといいます。

 ここまでいくと普通の人にはほとんど無理なはなしです。しかし本当の崖っぷちに立ったことのある人は人生観が違います。中級以上が習慣になれるよう意識したいものです。人生が変わること間違いありません。

 この時期の会計事務所は繁忙期です。イベント制作のため、通常業務の上に各人がそれぞれ受け持った担当について夜遅くまで残っての作業でした。高校時代、放課後遅くまで残ってやった学園祭の準備を思い出します。大変だけれど達成感があります。なによりも社内の一体感が、このイベントによって一番高まるのです。皆さまの会社でも社内一体感を高めるために出来る、少し大変な共同作業はないでしょうか。