大石会計の変わった活動

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 本日は、朝から多くの方が大石会計事務所にご来社されました。船井総研が主催する『会計事務所様向け 先進成功事務所クリニック2013』ツアーに参加された全国のやる気満々の会計事務所の方たちです。ありがたい話です。

 しかし正直、私は弊社が成功事務所だなどと、思ったこともありません。今の状態がいいと思っていませんから、いつでも変化できる心の準備があります。

 大石会計の活動は他の会計事務所の方からすると少々変わっているものばかりです。他の会計事務所の方にどれだけ参考にしてもらえたでしょうか。少し心配です。

 弊社の朝礼は20~30分かけますが報告事項は少しだけです。業務報告が済んだら、「ハッピースピーチ」、「ほめほめタイム」、「ナンバーワン宣言」、「教育勅語暗唱」……と、タイトルだけ聞いたら訳の分からないことが並びます。業務と直接的に関係のないものばかりです。 

 朝礼以外でも、業務と無関係のものが多いのが弊社の活動の特徴です。5年前に社員の自主活動がきっかけとなった「ゴミ拾い」をはじめ、「マラソン」、「論語教室」、「読書の強制」……業務とは関係ないどころか、コストと社員に負担がかかることばかりなのです。

 ゴミ拾いを始めたころは、「売名行為ではないか」、「選挙にでも出るのか」、「宗教染みてきた」などと、外野ではいろんなことを言う人がいましたが、そんな邪な考えでは長くは続けられません。あくまで社員の自主活動なのです。

 普通の税務会計だけやっていれば社員も事務所も楽なのですが、それではあまり楽しくありません。会社を「おとなの学校」と位置付ける私の考えとも少し違います。

 どの活動も、一見すると無駄に思えるかもしれませんが大切にしたいものばかりです。もっとも、経営はボランティアではありません。短期的には利益を無視しているようでも、長い目で見たら、人材育成、地域の活性化、顧客の創造と、いずれは利益にも結びつくものと信じて続けているのです。気は遠くなりますが……。