目標=成長目標=処遇目標

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 みなさまの会社で一番成長している人は誰ですか。もしかしたら社長ってことはないですか。

 とかく社長は、社員から見たら滅茶苦茶な目標を立てがちです。社長は自分にかける制限のレベルが高いので、どんどん成長するのです。社員は無難な目標しかたてないので、成長の度合いは高くありません。

 会社の年間目標は、会社の存続発展のための目標であり、社員の処遇を高めるための目標でもあります。

 社員の目標は、自分自身の成長目標ですし、さらには自分自身の処遇目標でもあります。目標が低いことは、処遇も低いことにつながります。

 そんな社員の成長を導く仕組みが社内にあったらいいですね。社長が社員に期待すること、重要業務、スキル、勤務態度について予め伝えておくで社員はやるべきことがはっきりします。

 具体的には各項目について、社長が日ごろから社員を褒めたり叱ったりしていることを一覧表にするだけでいいのです。これが社長の本心ですし価値観の表明でもあります。

 コンサルタントや社員が作った考課表では社長の大切にしていることとはズレが出てしまいます。社長が作ることでしか魂がこもった成長目標シートはできないのです。

 いまの大石会計も偉そうにいえる立場ではありませんが、ほとんどの中小企業は昇給も昇進も社長のサジ加減ひとつで決まります。

 社長のサジ加減にも良さはあると思いますが、社員には分かりにくいです。どうやったら昇給するのか、昇進するのかが公開されて初めて公平公正さが保たれるようになるのです。社員にとって公平正が感じられ、夢の持てるような成長目標シート作成に挑戦してみます。