〇人は皆「自分だけは死なない」と思っている

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Y.S

 掲題は、防災研究者の山村武彦氏の著書です。

 先日、異例のダブル台風が東京に接近していた夜、山梨県東部・富士五湖を震源とする地震がありました。最大震度6弱を観測し、私が住んでいる地域は震度2でした。体感的にはもっと強い揺れに感じましたけれども、そう発表されているならそうなのでしょう。

 揺れが始まったと同時に携帯のアラートが鳴り響き、私は右手にビールの缶を握ったまま固まって本棚の上の植木鉢がガタガタ鳴っているのを凝視しておりました。

 前々から玄関に通じるドアの脇に本棚なんか置いているのも、その本棚の上に使っていない植木鉢を並べているのも危険だと認識していました。1995年の阪神・淡路大震災では、TVのテロップで死者が何十人何百人単位で増えていくのに戦慄し、私の実家は福島県なので2011年の東日本大震災は深く記憶にこびりついている状態です。

 そんなこんなでNHKの地震速報を見ながら掲題の本を思い出して、件の危険な本棚から引っ張り出して少しめくってみました。

 私のような、からきし学習しない人間に対して真の防災対策を説いています。マニュアルとかではなくて、災害を前に人間が本能的にどうなるのか。今一度精読して来るべき時に備えようと思います。