社労士事務所の夏の風物詩「年度更新」と「算定基礎届」

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Y.S

 梅雨の時期になると、社労士事務所では毎年恒例の繁忙期を迎えます。私も入社2年目を迎え、昨年に引き続き「年度更新」と「算定基礎届」の業務に携わっています。

 一般の方にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、どちらも会社や従業員の皆さまにとって大切な手続きです。

 まず「年度更新」は、労働保険料を精算し、新しい年度の保険料を申告・納付するための手続きです。従業員を雇用している事業所は、原則として毎年この手続きを行う必要があります。

 一方、「算定基礎届」は、社会保険料の基準となる標準報酬月額を見直すための手続きです。4月から6月に支払われた給与をもとに、その年の9月から適用される社会保険料が決定されます。

 これらの手続きは毎年決まった時期に集中するため、事務所内も普段以上に慌ただしくなります。給与データや勤怠情報など、多くの資料を確認しながら進めるため、正確性と期限管理が特に重要になります。

 業務を経験する中で感じたのは、年度更新や算定基礎届は単なる行政手続きではないということです。適正な保険料の算定や保険給付につながる重要な手続きであり、会社や従業員の皆さまにとって大切な役割を担っていることを学びました。

 また、年度更新に関連して、労働保険料の納付方法についてもご紹介します。

 年度更新の際に納付する労働保険料については、口座振替制度を利用することで納付期限が延長されるというメリットがあります。
さらに、保険料を分割納付している場合には各期の納付期限も通常より後ろになるため、資金繰りや納付管理の面でも活用しやすい制度です。
納付漏れの防止にもつながりますので、まだ利用されていない事業所様は検討してみてはいかがでしょうか。

 毎年当たり前のように行われる手続きですが、その裏側では多くの確認作業や準備が行われています。今後も正確かつ迅速な対応を心掛け、お客様の事業運営を支えるパートナーとしてお役に立てるよう努めてまいります。