生きる目的

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 私たちは毎日生きていますが、いったい何を目的に生きているのでしょうか。生きる意味はどこにあるのでしょうか。

「生きる目的は、昨日より今日、今日より明日と少しでもいい人間になることだ」と言うのは稲盛和夫さんです。

「生きている意味は幸せになることだ」と言ったのはアリストテレスです。

 では、幸せとはどのような状態を言うのでしょうか。経済的に充たされること、多くの人から愛されること、誰かを楽しくすること、健康でいられること・・・・・・幸せについて納得できる説明を聞いたことがありません。

 巷ではよく目標より目的が大切と言います。確かに、目的があれば目標は見失わないものです。しかし生きる目的については誰にとっても難しいものです。稲盛さんの生きる目的は私も好きなフレーズですが、これは稲盛さんレベルだから言えるのかもしれません。

「生きることに目的なんてない」と言うのは五木寛之さんです。私もハッキリ言って心の底から本気で言える生きる目的なんてありません。

 目的がなくても立派に生きている人はいます。生きる目標があれば人生はどうにかなるものです。ただし、基本的な考え方が曲がっていると、社会正義に反した目標を持ったり、目標達成のために他人を犠牲にしたりするかもしれません。社会も相手も自分もいい、三方よしが理想の状態ですよね。

 目的は後からついてくるものなのかもしれません。ある目標を達成しながら階段を登り、一定のレベルになった時に初めて目的が生まれることってないでしょうか。

『成功とは、自分にとって価値ある目標を予め定め、順を追って達成していくことだ』(ポールJマイヤー)