友達が多い人少ない人、収入が多い人少ない人、持ち家の人賃貸住宅の人、自由時間が多い人少ない人、結婚している人していない人・・・良いとか悪いとかの話ではありません。取り巻く環境は人それぞれです。その違いはどこからくるのでしょうか。

　どう考えても今の自分を取り巻く環境は、すべて過去の自分が決めて決めてきたこと、やってきたことの結果です。

　なかなか理想通りの人生は歩めないものですが、そもそも理想を言語化している人がどれだけいるでしょう。

　Jリーガーになりたい、いい大学に行きたい、出世したい、素敵な人と出会いたい、お金持ちになりたい・・・夢見る少年少女ならそれでも結構。しかし現実の世界で、どうしてもなりたいのなら、決心して行動するしかないのです。

　もっとも、大きな決心なんて人生で何度もできません。大切なのは小さな決心かもしれません。自分との小さな約束ですね。小さな決心すらできない人に大きな決心なんてできないのですから。　

　これまでの出会いや人間関係、仕事上の評判・・・これらが良くない人の人生が突然好転した例は聞いたことがありません。自分自身の習慣や思考に問題があると気付いて小さな決心をしない限りきっとこれからも続くのだと思います。

　森信三は「40歳の声を聞いて人生の秋風に身をさらしながら人生の道に迷っているようでは困ったものだ。人生を山登りに喩えると、40歳は山の頂のようなものだ」と言いました。孔子の「四十にして惑わず」にも通じますが、40歳になって右往左往したくないものです。

　理想の40歳を迎えるためには、20歳～30歳代をどのように過ごすのかがすべてです。ああ、もう私には戻れません。