幸せなとき

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「子供から手が離れるので、これからは家族も会社も気にせずゴルフ三昧、釣り三昧と自分がしたいことだけやりたい」と言われた社長がいます。

 まあ私から見たら家庭も顧みず、好き勝手に生きてきたように見える社長ですが、まだまだ足りないようです。

 あなたが幸せを感じるのはどんな時ですか。楽しいことだけやる、好きなものをいっぱい食べる、大好きな人といつも一緒にいる……それで幸せに思えるならやり続けたらいいのですが、そうではないですよね。

 数十年前の小学生の頃、駄菓子屋の友達がコーラやお菓子を好きなだけ飲み食いしているのを見て羨ましいと思ったことはありますが、大人になった今はそうは思えません。

 もしも私に経済的に余裕があって、好きなものを好きな時に好きなだけ買えても、きっと幸せ気持ちにはならないと思います。どんなにゴルフが好きでもゴルフばかりの毎日はつまらないと思います。

 そもそも人生は楽しいことばかりではありません。仏教でも人生は四苦八苦だと言います。苦しいことから逃げてばかりでは、楽しくない人生になってしまします。

 忙しい中での長閑なひと時、苦しいことが多い中のわずかな楽しみ、ありがたみはそんなところにあるのだと思います。忙中閑あり、苦中楽ありですね。

 私の幸せな状態をあえて言語化するなら、誰かに必要とされたとき、出会えてよかったと思われたとき、相手の人生に小さいながらもプラスの影響を与えられたと実感できたときです。私も還暦を過ぎたのですから、もっともっと幸せになりたいものです。