転職はストレス

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 私が新卒で就職したのは山梨の地方銀行でした。中途半端な学生生活を送っていた私は、早く働きたいという思いがありました。入行前から働けることにワクワクしていたものです。

 ところがその銀行は4年目に退職しました。税理士になるために会計事務所への転職でした。気持ちは前向きでしたが、転職先は銀行とは比べるべくもない劣悪な環境でした。これが中小企業かとガックリして別の会計事務所へ転職をすることになります。結果、私は2度の転職では銀行員時代のようなワクワクは体感できませんでした。

 退職はストレスですし、転職先でも仕事のやり方や内容、企業文化、人間関係、経営者の性格……どれも慣れるまではストレスです。どうにか適応しようと頑張るも、頑張り切れないとまた転職になります。これでは仕事が楽しくありません。

 私はこれまで、転職の回数が多い人で高収入の人に出会ったことがありません。より良い環境を目指して転職したはずなのに残念な結果になっているのです。

 同じ転職でも20歳台ならまだいいのです。実際に働いてみないことには自分に合うか合わないか分かりません。石の上にも3年と言いますが、3年も耐える必要はありません。早く自分に合った業種、合った会社を探すことが大切です。

 しかし、30歳台以降の話は別です。転職が5回以上あり収入が人並み以下の人は大いに反省するべきです。転職すること、環境に適応することに対する学習が足りないのです。そんな人は、会社を変えるのではなく自分自身を変える努力をするべきなのです。きっと転職してもまた2~3年で辞めることになるのですから。

 ちなみに、厚生労働省管轄の独立行政法人労働政策研究・研修機構の計算によると、大卒で60歳まで同じ会社で正社員を続けたAさんと、60歳まで正社員ではあるが転職を複数回経験したBさんとでは、生涯賃金はAさんの方が2,000万円程度多くなるそうです。(ユースフル労働統計2017)

 一般論で言うと、同じ会社で働き続けるのがいいのです。と言いながら、大石会計では現在増員のため中途採用募集中なのですけどね。やる気のある人はどうぞいらしてください。