上下関係の良識


 中途採用が中心の中小企業では、先輩が年下(後輩が年上)という状況がありがちです。そんな時、年下の先輩がどのように振る舞うのかは気になるところです。

 最悪なのは、エラそうに年長の後輩を鼻であしらうような輩です。先輩ヅラするのなら、まずはコーヒーの一杯も奢ってやるのがいいのです。

 社会の人間関係においては、先輩を敬うべし、そして年長者も敬うべし、それが正しい考え方です。従って、後輩が年長者というケースでは・・・・・・お互いが敬い合えばいいのです。

 では、年長者である上司の実力が自分よりも劣るというケースはどうでしょうか。

 組織において上位者に対しては、その価値のいかんに関わらず、単に地位が上だという点だけでも敬意を払うのは当然です。

 世の中というものは、秩序の世界です。秩序の世界というものは、必ず上下の関係によって成り立つものなのです。

 しかし、社会における地位の上下というものは、その人物の真価によって決まるとは限りません。部下の方が実力上位で信頼も厚いということは起こりがちです。

 大切なことは、相手の人物のいかんにかかわらず、とにかくその人の地位に対して、相応の敬意を払って素直に応対するということです

 人間の値打ちというものは、人物としてはその上位者よりも、その人の方が優れているとしても、自分の地位が低ければ、それ相当に相手を立てて尊敬するところに、人の心を打つものがあるのです。

 この考えに矛盾を感じたとしても、それが出来ないようではどんなに仕事が出来たとしても、人から疎まれることになると思うのですが、いかがでしょうか。