ツキを呼ぶ魔法の言葉

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 人がストレスを感じることの多くは人間関係です。自分とは違う感性を持つ他人(時には身内)の言動が私たちの心を良くも悪くも乱してしまいます。

 男女の出会いにしても同じです。はじめから価値観がぴったりの相手では、刺激も面白さもありません。違いがあるからこそ心が乱されます。 

 気になる相手に受け入れてもらうために、本来の自分を少し超える自分を演じたことはありませんか。自分を相手に合わそうと努力したのではないでしょうか。やがて結婚して、お互いが影響し合って似たもの夫婦になっていく・・・・・・いいですね。

 新宿や渋谷の雑踏の中を急ぎ足で歩いていると、見知らぬ他人と肩がぶつかることがあります。かつては「早く歩いてよ」とか「前を見てよ」なんて思ったものです。

 ある研修で学んだのですが、「みんな私と同じようになにかの都合で忙しいのだ」と思って歩くと、あら不思議、人混みの中でもぶつかることもなくスイスイ歩けてしまいます。

 仕事でいただくクレームや、怒った相手への対応も同じです。烈火のごとく怒っている相手に対し、「申し訳ございません」と蚊が泣くように謝るよりも、相手と同じ勢いで、「申し訳ゴザイマセンッ!」と大きな声で謝るのがいいのです。反対に冷静に不満を伝えられる方には、こちらも冷静に謝罪するのです。

 大切なことは、相手と呼吸を合わせることです。呼吸が合うと相手は落ち着いてくるものです。心理学で言うところのラポールの関係、つまり心が通い合った信頼の関係になります。

 そこで相手はなにも変わっていません。こちらの心持ちが変わるだけで、結果的に相手に対する影響力や説得力が高まるのです。

 心持ちが変わると言えば、どんな時にも有効な言葉「ありがとう」があります。いいことがあった時だけでなく、嫌な出来事があった時でさえ、心の中で言うと状況が変わります。本当に不思議ですが、やはりこれは魔法の言葉ですね。

 五日市剛さんの『ツキを呼ぶ魔法の言葉』・・・・・・私は何回読み返したかわかりません。人生が変わる一冊かもしれません。書店で売っていないのに140万部も売れた本です。興味のある方はご連絡ください。私の一押しの一冊、あなたに特別に贈ります。