論語を学ぶ

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 大石会計の『くにたち論語塾』は開講して7年目になります。毎月第1月曜日の18時30分からの開催ですからお仕事帰りにご参加いただけます。

 教えるのは私ではありません。論語の世界でご活躍中の安岡定子先生による講座ですからご安心ください。

 安岡先生から学ぶ論語の講座は、私にとって大切なひと時です。そこで知識を学ぶつもりはなく、人としての大切なことを学んでいます。人として何が足りてないかは、自分自身が一番自覚できていますから毎回反省しながらの学びです。

 それなのに、家内からは「論語を勉強しているのにね」なんて嫌味を言われることが度々です。そうなのです、君子(立派なリーダー、人格者)の道を実践することは案外大変なのです。

 論語に書かれていることは出来そうで出来ないことばかりです。実践が困難なことばかり、若しくは容易なことばかりが書かれていたら2500年も読み続けられることはなかったと思います。

 2500年前といったら、日本は縄文時代末期か弥生時代の初期ですから文字すらない時代でした。そのころと今を比べても人間の思いや煩悩は変わっていないこともまた面白いところです。

 論語に書かれているリーダー論で私の好きな章句に「義を見て為さざるは勇無きなり」というのがあります。正義だと知りながら行わないのは勇気がないのだという意味です。たとえ法律的に問題がなくても、正義に反することをやってはいけませんね。

 物事の判断基準は人によって違います。楽しいか楽しくないか、得か損か、合法か違法か、各々が胸の奥底に持つ基準があります。他人には見えないつもりでも、必ず生き方に表れるので周囲には丸分りです。

「論語を勉強しているのにね~」・・・・・・反省しつつ豊かな人生の後半を送りたいものです。