100歳になった聖路加病院の日野原重明先生は「ガンの原因は食べ物とメンタルだ」と言われるそうです。ガンは遺伝要因が大きく、不可抗力で防ぎようがないと思っていたのですが、原因がそこにあるのなら他の生活習慣病と変わりません。
You are what you eat. 英語の諺です。「食べているものを見るとその人の人となりがわかる」または「食べているものがあなたそのものだ」と二通りの解釈があるそうです。確かに、食べているものでその人の人格の一部が垣間見えますが、私が反応したのは後者の解釈です。
ヒトの体は、基本的には口から飲み食いしたものだけで構成されます。喫煙を含め多少の空気中の浮遊物や日光も影響するかもしれませんが、99.99%は食べたものによります。
そして、私たちの体細胞の入れ替わるスパンは、香川大学の佐藤和子先生によると、脳は1か月で40%、筋肉は1か月で60%、肝臓や腎臓は1か月で90%以上、血液は3~4か月で全部、骨にしても2~3年ですべてが入れ替わるのだそうです。
つまり、私たちの体は3年後には全く違った物質で構成されることになるのです。その間に何を食したかによって全く違う個体になってしまうのですから、今がどんな食生活であっても、これからの食事次第で新しい身体に作り替えることができるのです。
病気になってからでは遅いのです。腎臓を患った人の毎日の食事を見ると、気の毒になってしまいます。食で特に贅沢をしたいとは思いませんが、病人食は楽しくありません。将来の健全な肉体をイメージして、楽しみながら体にいいものを食べていきたいものです。
大石会計では健康診断や人間ドックの結果は女性担当者によってチェックが入ることになっています。プライバシー? ……まったく関係ありません。会社のコストで受診しているのですし、なによりも健全な身体に健全な精神が宿るのですから。