若いうちに頑張れ

LINEで送る

 みなさまは「これから自分の人生はどうなっていくのだろう」と考えたことはありますか。

 このように考えるときには、多くの人はあまりいい未来を思い描くことができないものです。というのは、自分の人生を他人や環境任せにしているからです。

 しかし「これからの人生は、どうしたら良くなるだろう」と考えるとどうでしょうか、それだけで楽しい気分になってきます。

 人間は環境で幸福を感じるのではありません。環境に恵まれないことが不幸だとしたら、途上国の多くの人たちは不幸だということになります。

 そもそも自分の環境に満足している人はどのくらいいるでしょうか。私たちの身近な環境は過去の思考と行動の結果なので、満足は出来なくても納得するしかありません。

 同じ環境にいても、夢を持って生きている人と、不平や不満ばかりを口にしている人とでは幸福度はまったく違ったものになります。私は、自分が置かれた環境をどのように変えていくのかが人生のテーマだと思っています。

 会社でも、同じ条件で入社した同期の社員は、10年も経つとその差は明確になり、20年経ったころには埋められないくらい大きな差になってしまいます。

 いくつになっても環境を変えるべく努力はするのですが、55歳のいま感じることは、体力はもちろんですが記憶力も集中力も確実に減退していることです。そして努力の効果の発現期間を考えても、若いうちに真剣に頑張るのがいいのです。会社のためではなく、自分のために。