理想の会社

LINEで送る

 あなたにとっての『理想的な会社』ってどんな会社ですか。

 理想的な仲間たちと、理想的なお客様に対し、理想的なサービスや商品を提供し、理想的な報酬が支払われ、理想的に豊かな暮らしができる・・・そうありたいですね。けれどもそんなユートピアはなかなか存在しません。

 中小企業で出会う人たちは多少の挫折や、理想とは違った人生を経験している人が多いものです。かつて会計事務所を転職した当時の私もそうでした。私自身が理想を言語化できていなかったので、なんとなく感じる違いがストレスになっていた気がします。

 結婚生活にしたって、お互いが分かり合って一緒になった筈なのに三組に一組は分かれる時代です。多くの場合、相手が悪くて自分は運が悪かったと言います。自分が原因で別れたという話はほとんど聞いたことがありません。相手に求め過ぎか、本当に運が悪かったのだと思います

 会社も同じです。会社にばかり理想を求めるとストレスは増すばかりです。自分自身も会社に対して理想の自分を明言して、お互いがそれに見合った自分になる宣言をし合ったらいいのです。

 私はこんな会社にしたいと理想を語る方です。それは社員との約束であると同時に、自分自身との約束でもあります。

 私が語ったことに違う言動をするときっと社員は反発することでしょう。言語化するって結構緊張するものです。