夏の風物詩

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久保田

 連休中に、とある美術館のお土産コーナーで南部鉄製の素敵な風鈴を求めました。

 見た目は品があって愛らしく、音色は澄んだ美しさ、室内で飾るためのスタンド付きの優れもので、まだ夏も来ていないですが毎日鳴らして聴き入っています。

 この素敵な風鈴は20%offでした。不思議に思って訳を販売員の方に尋ねたところ、コロナ前は海外の方々を中心に考えていたらしいのですが、最近の訪日事情で売れないこと、風鈴にしては少しお高めの価格なので日本人の来館者も手に取らないので値下げしたとのことでした。お得でしたが、なんだか複雑な気持ちになりました。

 お気に入りの風鈴を手に入れたので風鈴について少し調べてみたところ「風鈴の音を聞くと涼しくなるのは日本人独特の条件反射だった!」という記事を見つけました。

 これは2019年7月19日の「チコちゃんに叱られる!」の内容が書かれたものなので、番組をご覧になった方はご存じかもしれませんが

そもそも風鈴とは、涼しさを感じるためのものではなく「風鐸(ふうたく)」と呼ばれる魔よけの道具だった。
お寺の屋根につるされている風鐸は風が吹くとカラカラと音が鳴る。平安時代以降、その音が届く範囲は災いや疫病から守られると信じられていた。
やがて風鐸は風鈴と名前を変え一般庶民の間に普及し疫病の流行しやすい夏に風鈴をつるすようになり夏の風物詩として定着した。

という内容から始まり、「風鈴の音=涼しいは日本人独特の条件反射」という結論に至るまでの実験過程も掲載されていますので、ご興味ありましたら是非ご覧ください。

https://www.takumi-inv.com/tiko-fuurin

 上記の記事に詳しく書かれているのですが、「風鈴が鳴ると風が吹いている⇒風が吹くと涼しい」、という繫がりが脳の中で出来てその「条件反射」で日本人は風鈴の音を聞くだけで涼しさを感じるのだそうです。

 スズムシなどの虫の「声」を認識できるのは日本人とポリネシア人だけというのは聞いたことがありますが、その理由は、世界のほとんどの民族は虫の声を右脳で認識するのに対し、日本人とポリネシア人は左脳で「言語」として認識されるので鈴虫の声が心地よく感じるというものでした。
鈴虫の声とはまた違う、日本の風鈴文化から育まれた「涼を感じる能力」、なんだか凄いことに思えます。

 ちなみに、風鈴の音色から涼を感じることのない外国の方がお土産に風鈴を求める理由は、デザインがきれいでかわいい、音を聞くとリラックスする、日本でを思い出すから等の理由だそうです。

 今週末も東京は夏日との予報が出ています。今年の夏はコロナ除けを兼ねて風鈴を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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