感謝


秋吉 栄治

 大石会計の社内の取り組みの一つに「サンクスカード」があります。会社内で感じた感謝の気持ちを文字にして相手に伝えよう、という取り組みです。気持ちを込めた「ありがとう」は伝える人、伝えられる人それぞれの気持ちを、そして職場の雰囲気を温かくしてくれます。これはとても良い取り組みだと思います。

 それにしても、どうして感謝の気持ちを伝えると伝えられる人だけではなく、伝える人までも温かい気持ちになるのでしょうか。「ありがとう」の言葉には人をプラスにする作用があるようです。人は無意識でいると相手の欠点や相手の足りない部分へ目が行きがちです。(もっとも、相手の欠点と思っている部分は、自分の小さな、小さなルールに当てはめてみれば「欠点」というだけなのですが)

 では相手に感謝の気持ちを持っているときにはどうでしょうか。その瞬間は相手を認め、相手を受け入れ、心がプラスで満たされている状態ですからマイナスが入ってくる隙がなくなるのです。更に相手に感謝することは、自分は「自分が相手に感謝したそのこと」をやってもらうに値するのだと自分をも肯定することになるのでとても良い効果があるのだそうです。

 もっと言うと何かを与えてくれた相手に対しての感謝だけでなく、自分自身に、自分の置かれている現状に対しても感謝を持つことができたらどんなに良いでしょう。物事には表があれば裏もあってこちらから見ていたらマイナスと思っていたことも向こう側からみたら実はプラスな面も必ずあるはずなのだと思います。

  • 仕事が厳しい!でも厳しい環境にあるから自分は成長できているんだ
  • あのお客様は細かいし怖い!だから自分はミスをしないように気を付けているんだ
  • あの横柄な態度が許せない!あの人は私に振る舞いの大切さを気づかせてくれているんだ
  • 奥さんが口やかましい!だから自分は健康で節度ある生活を送れているんだ

だから「ありがとう」なんだと。

 日々に忙殺されたりあるいは気持ちが鈍感になると、平穏な日常が、今ある環境が本当は普通ではなくて「有り難い」ことだということを忘れがちになりますので気を付けなければいませんね。

 わが家の奥さんは口やかましいわけではありません。

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