芸は身を助く

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 いま税理士は日本中に8万人以上います。石を投げたら税理士に当たります。昔と違って資格があるからといって開業して順調に行けるかは分かりません。

 税理士資格の他にもう一つ武器があったら事業のやり方はずいぶん変わると思います。たとえば英語です。
もしも私が英語の出来る税理士だったらまったく違うビジネス展開になっていたでしょう。ないものねだりですが・・。

 私の知人で70歳代のAさんは、高校生の時に交通事故で入院している間に学校の勉強についていけなくなりました。病室の隣のベッドにいた東大生から「英語は勉強した方がいい」とアドバイスされ、英語だけを一所懸命勉強したそうです。街で出会った外人を度々家に呼び寄せ親から怒られたくらいの英語好きだったそうです。

 Aさんは入院生活で勉強が遅れてたいした大学に行けなかったが、入社した会社では英語に助けられて一流大学出の同期生よりも重用されたと言います。その後は50歳代で起業した貿易業で大成功しています。

 Aさんの弟さんは、バンド狂いでミュージシャンになったそうです。ミュージシャンとしては成功しなかったものの、音楽プロデューサーを経てその後は上場する某芸能プロダクションの社長にまでなりました。

 Aさんのお子様は、漫画好きで子供の頃に漫画ばかり読んでいたそうです。Aさんは怒って漫画本をどれだけ捨てたか分からないと言います。その後、お子様は某テレビ局に就職して今ではアニメ部の部長として活躍されています。

 芸は身を助くと言います。英語に、音楽に、漫画に・・・夢中になっていた時には想像もしていなかったその後の輝かしい人生です。

 人から何と言われようとやり続ける、そんな情熱がある人の人生は面白くなりそうな気がします。若者の芽は摘んではなりませんね。また、摘まれるようでは本物ではありません。