大阪万博

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H.S

 7月より大石会計事務所でお世話になっております。会社経理の経験は長いのですが会計事務所は初めてですので、早く皆様のお役に立てるように頑張っていきたいと思います。

 私は関西地方の出身で幼少期は大阪で過ごしました。
50年以上前になりますが当時の記憶でもっとも印象深いものに1970年の大阪万博(万国博覧会)があります。

 中でも「月の石」は前年に人類初の有人月面着陸を果たしたアポロ宇宙船が月から持ち帰ったもので、大阪万博の展示物の目玉でした。私も見に行きましたが、2~3時間行列で待たされた後にようやく入れた展示室は、押すな押すなの大混雑で立ち止まり禁止だったので、目線の低い子どもからは大人の体のすき間から何メートルも先にある「月の石」が一瞬チラッと見えただけだったのですが、なぜか記憶は鮮明です。

 ほかにも東京大阪間を一時間で結ぶ夢の乗り物「リニアモーターカー」や今の携帯電話の原型になる「ワイヤレスフォン」など、現在すでに実現しているもの、実現しそうなものの展示があり当時子どもだった自分にとっても科学技術の進歩への期待が高まり受けた影響は大きかったと感じています。

 その大阪では今、2年後に迫っている2025年の万博の開催が、準備の遅れや建設費の上振れなどの理由から危ぶまれているようです。前回の1970年当時は高度成長期で右肩上がりの熱気があった時代で今と状況は異なりますが、今回の万博も子どもが未来に夢や希望を持てるワクワク感があるものになることを期待しています。

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