朝令暮改

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 大石会計内で社員に社内行事等を任せると、みんなの意見を聞いて多数決で決めようとしがちです。お楽しみ会でしたらそれも結構なことです。

 しかし事業経営に民主主義は不要です。評論家社長や、意見を募って判定する社長が会社を潰すのです。

 経営における決定は、不気味な暗雲の中での賭けのようなものです。答えがないところに答えを絞り出すのです。

 大切なのはタイミングです。どんなに優れた決定も、時機を逸してしまっては手遅れになります。巧遅は拙速に如かずといいます。

 しかしその決定がいつも正しいとは限りません。間違った決定も仕方がありません。間違いに早く気付くことが大切なのです。誤ったら修正するだけです。

 メンツに拘って間違いと分かっていながら続けることが間違った経営です。経営において朝令暮改は大いに結構なことなのです。

 そして一番の間違いは決定をしないことです。たとえ決定が間違っていたとしても、決定しないよりは優っているのです。間違いも早く発見できれば、訂正する時間はあります。

 優柔不断で決定に伴う危険や社員の不満を考えて、何も決められない社長が一番悪い社長なのです。

『いい会社とか悪い会社とかはない。あるのは、いい社長と悪い社長である』……故一倉定氏