自己欺瞞(ぎまん)

LINEで送る

大野

 自己欺瞞とは、自分自身を欺くことをいい、最近大石会計の推薦図書になった「自分の小さな『箱』から脱出する方法」のキーワードとなっていた言葉です。身の回りの人間関係で問題が起こるのは、すべて自己欺瞞、本書でいう自分が「箱」に入っている状態にあることが原因としています。

 本来人間は情を持っているため、目の前の相手のために何かをしてあげたいと思うものです。しかしその感情に背き別の行動をした時に、自分を正当化するため、相手の欠点を見つけて責めたり悪く言ったりしなければならなくなるのです。

 その時、すなわち自己欺瞞のときに、人は箱に入ります。人が箱に入ってしまうと周囲を歪んだ視点で見ることになり、自分のイメージから外れたものを箱の中から非難するようになります。このような自己正当化を繰り返し、いつしかそれを現実とみなし、最終的には相手に攻撃的になってしまいます。

 この箱から抜け出すためには、自分が箱に入っていることを認識し、もしかしたら自分が間違っていたかもしれないと振り返る必要があります。相手を尊重すべき一人の人間として見はじめた時に、箱の外に出ることができるようです。

 目の前の相手を人ではなく物として見ていると自覚している人は、ほとんどいないと思います。しかし、人間関係の問題はあらゆる場面で実際に起こっています。その問題といかに向き合うかが大切なのではないでしょうか。

 自分を高めることができるかどうかは、常に箱の外に居続けることにかかっていると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメント


上の計算式の答えを入力してください

お名前 *

ウェブサイトURL

CAPTCHA