
中村
はじめまして、中村と申します。10年間のパートを経て、昨年正社員になり、12歳、10歳、4歳の3人の育児と仕事に奮闘する日々を送っています。
我が家では、2歳になるとサンタさんからプレゼントが届くようになります。
しかし昨年のクリスマスイブ前日、10歳の息子が私のネットショッピングの購入履歴を目にし、サンタさんの正体を知ってしまいました。長女が真実を知ったのも同じ10歳。
どうやら我が家にとって、10歳は大人への階段を登る分岐点のようです。
私は、長女が知ってしまった時と同じことを息子に話しました。
「真実を知ってしまったから、来年からサンタさんは来ません。8年間もママにサンタさんをさせてくれて、本当にありがとう。これからは、まだ知らない妹のために、『贈る側のチーム』に入ってもらうよ」と。
息子は、信じていた魔法が解けた寂しさと、私からのお願いを受け止め、目に涙を浮かべながら静かに頷いてくれました。
25日の朝、プレゼントを抱えた子供たちが「ママ、サンタさん来てたよ!」と叫びながら、満面の笑みで駆け寄ってくる姿を見られるのは、長い人生の中でたった9回しかないと思うと愛しくて尊いです。
末の娘はまだ4歳のなで、今年からはたった一人の妹を喜ばせるための壮大なプロジェクトが始まります。私にとってはこれ以上なく心強い味方が二人も増えました。
長女長男にとっては、プレゼントを受け取る時間は終わりましたが、誰かの笑顔を作る喜びを知る始まりです。
新しいチームで迎える今年のクリスマスが今から楽しみでなりません。
