AIが相手

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Y.S

 中学生の時の読書感想文コンクールで、友達が最優秀賞をもらって私は佳作か何かに選ばれたことがありました。あまり本を読むイメージが無い子だったので不思議に思っていたら、「ああ、あれ、うちが考えたんじゃないし。本の最後に載ってる、誰かが書いた「あとがき」ってやつを丸写しした。」とケロリと言います。

 AIで作成したと思われる文面を目にすることが多くなりました。こちらの問いかけに対しても、AIを使って返してきたりする場合があります。それらしいもっともらしい文言を返してくるようで、不自然に一本調子な上に論点がいつも微妙にずれている。最近そんな不毛な応酬があり、なぜかはるか昔中学生の時分の読書感想文コンクールを懐かしく?思い出してしまいました。

 文明の利器の発達はいつの時代にも起きていたことで特別なことは何もないのでしょうが、そういうテクノロジーを使用する場面は見極めていきたいです。しばらくは効率化とのせめぎ合いでしょうが、リアルな表現と体験に勝るものはないと思っております。