美女とブス


 多少の好みの違いがあっても美女とブスはハッキリしています。イケメンとブサ男も分かりやすいです。

 同様に心にも美人とブスがあるのですが、顔かたちと違って見分けがつきにくいことがやっかいです。

 それもしばらく付き合えば分かるのですが、第一印象がいい人が本当にいい人とは限りません。

 私はこれまで数百人を超える採用面接をしてきました。残念なのは、面接で歴代ベスト3に入った人はすべて心がブサ男だったことです。私の人を見る目は当てになりません。

 第一印象が良過ぎる人は一歩引いて見た方がいいのかもしれません。例えは悪いのですが、サギ師が一番まともに見えるのですから。

 そう言う私も、自分自身の内にいるブサ男を自覚することがあります。論語を学んだり、トイレ掃除やマラソンをしたりするのもその克服のためなのかもしれません。

 稲盛和夫さんは人生の目的を「魂を磨くため」、「昨日より今日、今日より明日、少しでもいい人になること」と言われます。人生は修行ですね。

『若いときの苦労は買ってでもせよ』と言いますが、なかなか苦労をありがたいなんて思えません。しかし苦労がなければ、本当のありがたみも分りません。

 苦労は必ず成長に役立ちます。オリンピックのメダリストたちが心震える名言を残すのは、年齢以上に器が大きくなった証なのです。