出会い、別れに感謝


 月日は百代の過客にして、行かふ年もまた旅人なり・・・・・・月日は来ては去り、去っては来る永遠の旅人のようなものだと芭蕉は残しました。あっという間に今年も年末を迎えてしまいました。

 こうしている間にも時は流れ、止まることはありません。そして、目の前の空間も一瞬たりとも同じ状態ではいません。

 コップの水だって、見ている間にも変化しているのです。私たちがそれに気付けないだけなのです。コップそのものも同じです。放置しておいたら100年、1000年の間には確実に風化してしまいます。

 そして人間の心とて同じで、いつも同じ状態ではいられません。仏教で言う諸行無常ですかね。あらゆるものは不変ではないのです。

 愛し合う者たちにも必ず別れの時が来ます。愛し合ったまま分かれられたらいいのですが、とにかく別れが来ることだけは確実です。

 一生の間にどれだけの別れがあるのか分りませんが、別れの前には同じ数だけの出会いがあります。どれもあり得ない確率の中での出会いです。

 私たちの素晴らしい考えや思想、人生観は、自分自身の内部から自然発生的に生まれません。内面も外面もその変化の多くは出会った人の影響によるものですから、出会いは本当に大切です。

 そして他人への影響力は、何を言うのかではなく誰が言うのかの問題です。私自身への反省の意もこめて、人を率いる者は大人として成熟さが求められます。

 大石会計では、今年も多くの仲間と出会い、またワイドショーばりの別れもありました。この1年のすべての出会いそして別れに感謝し、来たる新年を希望に満ちた年にしたいものです。