否定

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佐藤

 否定とは、そうでないと打ち消すこと。また、非として認めないこと。

 日常会話では良くあることだと思います。相手の意見に異議と唱える、相手の意見を認めない、話し合いや相談をする上ではとても重要な要素の一つだと私は思います。ですが使い方を間違えると相手の人格を否定してしまうこともあります。

 昨年11月頃、自分は先人式の前撮りがありました。そのあと、親戚も交えての食事会を行い、成人式を迎える自分と姉の話が中心になり話が盛り上がっていました。そんな中祖母が「真結は土日暇があると毎回のように博物館や神社に行くのよ、下らない趣味よね。」と何の脈絡もなく言ってきたのです。

 あまりにも突然の出来事で私も親戚も呆然としてしまいました。その後、家族に注意された祖母は「誰も私の話を聞いてくれなくて腹が立った。」と言っておりました。自分は何故自分の趣味がまったく関係のない場で否定されたのか分からず、またその様な理由で自分の趣味が否定されたと思うと、とても悲しい気持ちになりました。

 否定とは相手に新しい感性やそんな考えもあったのかと気づかせてくれる大切な意見の一つでもあります。ですが、行き過ぎた否定は否定ではなく批難になります。相手の意見を聞くときは頭ごなしに否定するのではなく、一度呑み込んで考えてから提案の意味での否定をすると新しい発見があるのではないでしょうか。

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