低金利と住宅


小作

 住宅ローンの変動金利が0.5%を切る時代ですが、目先の金利の低さに飛びついて契約する方が増えているそうです。変動金利は、市場金利の変化によって変動するものなので、半年ごとに金利の見直しがあります。つまり、今はたまたま低金利でも、それをずっと保証するものではありません。

 以前、私がマンションを分譲をしていた時、多くのお客様が「変動で借りて、金利が上がってきたら固定に切り替えればいいのでは」という意見がよくありました。しかし、景気で反映されるのは固定金利のほうが早く、「金利が上がってきたのでは?」と思ってから切り替えても、すでに固定金利が上がっている可能性もあり注意が必要です。

 現在は金利が低いので住宅ローンのハードルが低いように錯覚してしまい、大きな額を借りがちです。しかし、金利が上がった場合、返済が厳しくなるので、リスクヘッジのためには借り過ぎないことが大切だと思います。

 ただ、住宅の価格は上がる一方です。2020年東京オリンピックが決まり、建築資材の高騰と人件不足の状況が続いています。当たり前の話で、オリンピック開催に向けての準備が最優先されますので、住宅にかける建築資材が追いつかず、建築資材を手に入れるためには高額の金額で取引されます。こうなってしまうと、必然的に住宅の価格は上がります。

 消費者としては、低金利で住宅ローンが組みやすいと言えど、住宅の価格が高ければ自分の身の丈に合う物件を選んで購入することが望ましく、無理をしてまで購入することはありません。ただ、低金利で自分に合う物件を購入できれば、不動産市場だけでなく、さまざまな市場の物(家材や電化製品等)やサービスが取引され動かされれば、景気を回復させる一つの方法になるのではないでしょうか。

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